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news & diary

2024/Apr/27

2024.6.15 sat. – 17 mon. 旅するポジャギ -白から泥藍へ- in 京都

泥と藍から生まれる黒。

フランスで生まれて、リトアニアで織られた白いリネンは、時を重ねた後に、奄美の泥藍の深みをまとう。フラックスの青い花から始まるリネンの旅は、どこまでも続いていく。

リネンのカケラを集め、一針ひと針ていねいな手仕事を重ねてつくられる『Laboratorio quattro』のポジャギ。今回は奄美の金井工芸の泥藍染めにした作品を中心に展示します。リネンの魅力、泥藍染の魅力を感じてください。

2024.06.15 sat.-17mon. 12:00-18:00
会場:FLUFFY AND TENDERLY KYOTO
京都市中京区橘町616(押小路通麩屋町東南角)
*作家・土屋文美さん( Laboratorio quattro )全日在廊

土屋文美
2012年「Laboratorio quattro」を立ち上げ、ハギレや端材、古布などを使用した布作品を制作。素材を再生する作品を通じて人から人へとモノと笑顔を繋げる「Connect with you」をコンセプトに活動中。

6/15 sat. 16 sun.は「KENGO COFFEE」コーヒースタンド
珈琲焙煎士×和太鼓奏者、渡邊健吾さんが、自身で焙煎するコーヒーをペーパードリップで1杯ずつ淹れてくださいます。

《旅するポシャギ with FLUFFY AND TENDERLY》
生まれたのはベルギー、青い花をつけて咲き誇っていた。
糸になったのはリトアニア、ふんわり織られて一枚の布になった。
じゃぶじゃぶと洗われたのはイギリス、きれいにロールになってお店に並んだ。
長い船旅を経て、着いたところは神戸。
ちょきちょき切られてちくちく縫われてカーテンになった。
でも残った一部はハギレとなって、カゴにギュッと詰め込まれていた。

そのハギレを手に取り愛おしそうに見つめるのは、Laboratorio quattroの土屋文美さん。それぞれの形に合わせてパッチワークをして、素材を一枚の布に戻すというコンセプトのもとイタリアのステンドグラスから受けたインスピレーションと独創的なアイデアをミックスして、アート作品のような一点もののポシャギに仕立てます。

文美さんの布小物の製作のポリシーは、再生すること。ハギレであったり、小さな瑕疵があったり、在庫として残ってしまったり、商品として販売されるものと品質はまったく同じなのに、行き場を失ってしまった布たちに新しい命を吹き込みます。「新しい布を切って製作をすることはありません。廃棄されてしまう運命のハギレやB反、デッドストックの布に、新しい物語をつくってあげたいんです」と文美さん。

ハギレとなった布は、一枚一枚形が違います。一枚一枚異なるパターンを組み立ててパッチワークをして、手縫いのアクセントをプラスしてつくられるポシャギは、一枚一枚異なる表情をしています。

カーテン製作に伴うハギレをステキな作品に仕立てていただき、これまでに5回の展示会を開催していただきました。ポシャギと京町家の空間の調和を感じていただけるとうれしいです。

 

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